『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を見る前に復習|ハサウェイ・ギギ・ケネスと第1作の要点

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を見ようと思っているものの、「第1作、どこまで覚えていたっけ?」となっている人もいるのではないでしょうか。

また、すでに見たあとで、「ハサウェイはなぜマフティーになった?」「ギギやケネスとの関係はどうだった?」と、第1作や『逆襲のシャア』を思い返したくなった人もいるかもしれません。

この記事では、宇宙世紀を最初から追い直すのではなく、『キルケーの魔女』を見る前にも、見たあとにも思い出しておきたいポイントを、3つの疑問に絞って振り返ります。

細かな設定を覚え直すというより、必要なところだけを確認して、物語に入りやすくするための復習です。

時間がない人はここだけ|30秒で復習

  • ハサウェイは『逆襲のシャア』でクェスと出会い、戦いの中で彼女を失う経験をしている
  • 青年ハサウェイの正体は、反地球連邦政府運動「マフティー」のリーダー
  • 第1作でハサウェイはΞ(クスィー)ガンダムを受領した
  • ケネスは地球連邦軍側で、マフティーを追う立場にいる
  • ギギはハサウェイとケネスの双方と関わり、二人の間にいる重要人物

この5点が頭に戻れば、まずは大丈夫です。もう少し思い出したい人は、以下の3つの疑問から振り返っていきます。

Q1. 『キルケーの魔女』を見る前に、何を復習すればいい?

結論から言えば、宇宙世紀を最初から見直す必要はありません。まず思い出しておきたいのは、『逆襲のシャア』でのハサウェイの体験と、第1作で出会ったギギ、ケネスとの関係です。

『逆襲のシャア』でハサウェイに何があったのか

『閃光のハサウェイ』の舞台は、「シャアの反乱」から12年後のU.C.0105です。

ハサウェイにとって、クェスとの出会いとその喪失は大きな出来事でした。

少年期のハサウェイ・ノアのカード
画像出典
カードダス ガンダム セレクション Vol.6
~閃光のハサウェイ & 逆襲のシャア~
発売元:株式会社バンダイ / ©創通・サンライズ
サイト管理人所有・撮影

『逆襲のシャア』で描かれた頃のハサウェイは、まだ少年でした。
その少年が12年後にはマフティーとして行動する側に立っていることを思うと、
『閃光のハサウェイ』での変化の大きさがよりはっきり見えてきます。

青年になったハサウェイを見ても、クェスの記憶が完全に消えたようには感じられません。

アクシズを巡る戦いと、シャア・アムロの影響

もう一つ思い出しておきたいのが、アクシズを巡る戦いです。

ハサウェイは、シャアとアムロという二人がそれぞれの信じるものを懸けて戦う場にいました。その体験が青年ハサウェイの思想にどうつながったのかを考えると、『閃光のハサウェイ』が入りやすくなります。

ギギとケネスはどんな人物だったか

第1作を復習するなら、細かな登場人物を全部覚え直すより、ハサウェイ、ギギ、ケネスの三人の関係を思い出しておけば十分だと思っています。

ギギ・アンダルシアは、ハウンゼンでハサウェイとケネスに出会った少女です。相手が隠しているものに敏感で、ハサウェイにとってはかなり厄介な存在に見えます。

ギギ・アンダルシアのカード
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カードダス ガンダム セレクション Vol.6
~閃光のハサウェイ & 逆襲のシャア~
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ギギは、ハサウェイが隠しているものに鋭く反応し、
ケネスとも自然に距離を縮めていく人物です。
第1作を振り返るときは、彼女がハサウェイとケネスの双方に関わり、
二人の間にいる重要な存在だったことを思い出しておきたいところです。

ギギを見ていると、どうしてもクェスのことを思い出します。同じ人物という意味ではありませんが、ギギの存在がハサウェイの過去の記憶を刺激していることは、物語を見るうえで意識しておきたいところです。

ケネス・スレッグは、地球連邦軍の大佐で、ダバオ空軍基地の新司令としてマフティーを追う人物です。

ケネス・スレッグのカード
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カードダス ガンダム セレクション Vol.6
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ケネスは地球連邦軍側でマフティーを追う立場にいますが、
第1作ではハサウェイと単純な敵同士として描かれているわけではありません。
ハウンゼンで知り合った二人が、互いに関心を持ちながら別の立場へ進んでいくところが、この関係の面白さです。

理想を掲げて体制そのものに反旗を翻すハサウェイとは対照的に、組織の中で現実的に任務を遂行していく大人に見えます。

第1作では、ハサウェイとケネスは最初から単純な敵同士ではありません。互いの能力や人間性に関心を持ち、その間にギギがいる。この三人の距離感を思い出しておくと、続きを追いやすくなります。

Q2. ハサウェイは、なぜマフティーになったの?

『逆襲のシャア』のハサウェイを覚えている人ほど、「ブライトの息子が、なぜ反地球連邦政府運動のリーダーになったのか」が気になると思います。

青年になったハサウェイは、表向きは地球で植物監察官候補として研修を受ける青年ですが、その正体は反地球連邦政府運動「マフティー」のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンです。

青年期のハサウェイ・ノアのカード
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『逆襲のシャア』で戦いの中にいた少年ハサウェイは、
U.C.0105では自らマフティーとして行動する側に立っています。
この変化を意識すると、『閃光のハサウェイ』で彼が選んだ道の重さが見えやすくなります。

マフティーは何と戦っているのか

U.C.0105では地球連邦政府の腐敗が進み、民間人を強制的に宇宙へ連行する「人狩り」も行われています。

マフティーは、そうした連邦政府に対して、政府閣僚の暗殺という方法で抵抗する組織です。

ハサウェイは、地球連邦政府を変えるために、マフティーとして行動する道を選びました。

理想には共感できても、手段には共感できない

地球環境を守りたい。特権を持つ一部の人だけではなく、人間がもっと公平に生きられる社会にしたい。そうした問題意識には理解できる部分があります。

ただ、その理想と実際に選んだ手段との間には、大きな隔たりがあります。

『閃光のハサウェイ』の面白さは、ハサウェイを単純な英雄にも、単純な悪人にもできないところにあります。

シャアとハサウェイは似ているのか

二人には、「今のままではいけない」という理想を強く持ち、現状を力ずくでも変えようとするところがあります。

ただし方法は同じではありません。シャアはアクシズを地球へ落下させ、人類を宇宙へ移住させようとしました。一方のハサウェイは、連邦政府の高官を標的にすることで体制を揺さぶろうとしています。

『逆襲のシャア』でシャアとアムロの戦いを目の当たりにした少年が、12年後には自分自身の思想で社会を変えようとする側に回っている。そこに大きなつながりを感じます。

父ブライトとは違う道を選んだ

ブライトは長年、地球連邦軍の軍人として数々の戦いをくぐり抜けてきました。一方のハサウェイは、その連邦政府に反旗を翻す側にいます。

「父のようなやり方では体制を変えられない、と考えたのではないか」と想像したくなりますが、父をどう評価しているのかまで作品が明確に示しているわけではありません。

それでも、偉大な父の息子であることは、ハサウェイを見るうえで気になる要素です。

Q3. 『閃光のハサウェイ』第1作の最後はどうなった?

続きを見る前に第1作の細部をすべて覚え直す必要はありません。ラスト付近では、次の三点を押さえておけば十分だと思います。

ハサウェイはΞガンダムを手に入れた

ハサウェイは、マフティーの作戦の中核となる最新鋭MS、Ξ(クスィー)ガンダムのパイロットです。

第1作で機体を受領し、レーン・エイムのペーネロペーと戦いました。

Ξ(クスィー)ガンダムのカード
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カードダス ガンダム セレクション Vol.6
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第1作でハサウェイが受領したΞガンダムは、マフティーの作戦を支える中核戦力です。
続きを見る前には、ハサウェイがこの機体を得て、
レーン・エイムのペーネロペーと交戦したところまでを思い出しておくと入りやすくなります。

Ξガンダムという大きな力を得たマフティーが次にどう動くのかは、続きの大きな見どころです。

ケネスはマフティーを追う側にいる

ケネスはダバオ空軍基地の司令として、マフティー捕捉・殲滅の中心を担う立場です。

ハウンゼンで知り合ったハサウェイと、敵対するマフティーとの距離が近づいていくことになります。

ギギはハサウェイとケネスの間にいる

ギギはハサウェイとケネスの両方に強い印象を残しています。

彼女の洞察力や行動が、二人の関係にどう影響していくのか。政治や戦争だけではなく、この三人の関係も続きを見るうえで重要です。

まとめ|3つだけ思い出してから『キルケーの魔女』へ

『キルケーの魔女』を見る前に、宇宙世紀のすべてを覚え直す必要はないと思います。

  • 『逆襲のシャア』でハサウェイが何を経験したか
  • なぜマフティーとして戦っているのか
  • 第1作の最後にΞガンダム・ケネス・ギギがどんな位置にいたのか

この3つが戻れば、物語には入りやすくなるはずです。

高校生だった頃の私は、シャアとアムロを追って『逆襲のシャア』を見ていました。50代になった今は、その戦いのそばにいた少年ハサウェイが何を背負い、どんな道を選ぶのかの方が気になります。

昔好きだった作品を、大人になった今もう一度見る。同じ作品でも、こちらの年齢が変われば見えるものも変わります。

「おたく再起動」は、そんな昔の趣味を今の環境でもう一度楽しむためのブログです。今回は『キルケーの魔女』を見る前に、ガンダムの記憶を少し振り返ってみました。

昔の記憶と今の自分で見ると何が違って見えるのか――そこまで含めて、もう一度ガンダムを楽しんでいきます。